VOICE INPUT LAB

ロカオン研究室

音声入力アプリの比較・検証・使い方を、実測ベースで。

Aqua Voiceをスマホで使う。iPhone版でできること・できないことを公式の記載で確かめた

比較・料金

先に結論を4行で。

  • Aqua Voice(アクアボイス)のスマホ版は、iPhone だけです。2026年4月に App Store に登場しました。iPad は対象外(アプリのページに「iPhoneのみ対応」と表示されます)、Android 版はありません。iOS 17 以降が必要です。
  • 使い方は「Aqua のキーボードに切り替えて、マイクを押す」です。どのアプリの入力欄でも話した内容が文字になります。話したあとに声で直せるのがスマホ版の目玉です(直せる範囲については公式の記載が食い違っています。後述します)。Mac 版で登録した辞書や指示は、そのまま引き継がれます。
  • ただし、インターネットがないと動きません。音声はいったんクラウドへ送られて文字になります。公式のよくある質問に「Aqua はクラウド型で、接続が必要です」と明記されています。地下鉄・機内・山の中では使えません。
  • そして、iPhone のアプリの中で契約すると高くつきます。App Store のアプリ内課金は Pro が年20,000円。公式サイトの年払いは96ドル(約15,300円)です。すでにパソコン版を契約している方は、iPhone で買い足す必要がありません。

「aquavoice スマホ」で調べている方が最初に知りたいであろう、対応端末・できること・できないこと・お金の払い方を、公式サイトと App Store の表示だけで整理しました。確認日:2026年8月28日。

この記事は、ローカルで完結する音声入力アプリ「ロカオン」を開発する合同会社ヒバナが書いています。当社は Aqua Voice と同じ分野の製品を作っている立場です。そして当社は、いま iPhone 版を開発中です。当社は Aqua Voice の iPhone 版を購入して、速さや日本語の精度を測ってはいません。ですので、その2つについて当社が断定することはしません。ただし1点だけ、「話し終わったあと元のアプリへ自動で戻るかどうか」は、当社代表の端末で実際に確かめました(後述します)。書けるのは、公式の記載として確かめたこと、当社が自分の実機で測ったこと、そしてこの1点の観察だけです。当社製品の話が出てくる箇所には、その都度「当社製品」と明記します。

  1. まず、スマホ版は iPhone だけです
    1. いつから使えるようになったのか
  2. できること
    1. Aqua のキーボードに切り替えて、マイクを押す
    2. 話したあとに、声で直せる
    3. Mac 版で育てた設定が、そのまま移る
    4. 言語は49、自動判別もある
  3. できないこと(6つ)
    1. 1. インターネットがないと使えません
    2. 2. iPad では使えません
    3. 3. パスワード欄・電話番号欄・拒否するアプリでは動きません
    4. 4. 「送信まで声でやる」機能はパソコン版だけです
    5. 5. 「選択した文章を直す」ができるかは、公式の中で書き方が食い違っています
    6. 6. 無料で使えるのは1,000語まで(端末ごとではありません)
  4. ここが本題です。iPhone のアプリの中で契約すると高くつきます
    1. App Store のアプリ内課金(2026年8月28日・日本のApp Storeの表示)
    2. 公式サイトの料金(同日)
    3. 並べると、こうなります
    4. 実際にどうすればよいか
  5. 当社が iPhone 版を作っていて分かったこと
    1. iPhone のキーボードの中では、そもそも録音ができません
    2. 正直に書きます。「自動で元のアプリに戻る」は、Aqua Voice のほうが進んでいます
  6. 音声はどこへ行くのか
  7. 上位20件を数えて分かったこと
  8. どちらが向いているか
  9. よくある質問
    1. Android で使えますか
    2. iPad で使えますか
    3. オフラインで使えますか
    4. 選択した文章を、あとから声で直せますか
    5. 解約はどこでしますか
    6. Mac 版を契約していれば、iPhone でも使えますか
    7. iPhone のアプリの中で契約するのと、公式サイトで契約するのと、どちらが安いですか
    8. 日本語の精度はどうですか
    9. 使い方をもっと詳しく知りたいです
  10. 出典と確認日

まず、スマホ版は iPhone だけです

「スマホで使えますか」への答えは、iPhone なら使えます、Android なら使えませんです。

端末 Aqua Voice 当社製品ロカオン
iPhone あり(iOS 17.0 以降) 開発中
iPad なし(アプリのページは「iPhoneのみ対応」) なし
Android なし なし
Mac あり(Apple Silicon・Intel) あり(macOS 26 以降・Apple Silicon)
Windows あり(10/11) なし

Android について、公式は自社の比較のなかで「Wispr Flow のほうが対応言語が多く、Android がある」と自分から書いています。他社のほうが広い点を公式が認めている形です。Android のスマホで音声入力アプリを探している方は、この時点で Aqua Voice は選択肢に入りません(当社製品も同じく入りません)。Wispr Flow についてはWispr Flowとは。料金・日本語対応・音声の行き先にまとめています。

いつから使えるようになったのか

App Store の表示では初回公開が2026年4月5日、公式ブログの発表が2026年4月8日です。つまり登場からまだ5か月ほどの機能です。

ここが検索するときの落とし穴になります。「aquavoice スマホ」で調べると、iPhone 版が出る前に書かれた記事が今も上位に残っています。当社が2026年8月28日に取得した検索結果では、11位に2025年6月8日公開の「スマホアプリ版が早く欲しい」という記事が入っていました。10か月前の「まだ無い」という感想です。読んだ日付を確かめないと、「まだ出ていないのか」と誤解したまま帰ってしまいます。

できること

Aqua のキーボードに切り替えて、マイクを押す

公式の手順は3行です。アプリを入れる、Aqua のキーボードを追加する、使いたいアプリでキーボードを切り替えてマイクを押す。あとは話すだけで、その入力欄に文字が入ります。

Mac 版が「キーを押しっぱなしにして話す」なのに対して、iPhone 版はキーボードそのものを Aqua に切り替える形です。ここは仕組みが違います。理由は次章で書きます。

話したあとに、声で直せる

スマホ版の目玉は声で編集する機能です。公式が挙げている例をそのまま引くと、こういう言い方ができます。

  • 「言いよどみを消して。これは Slack のメッセージだよ」
  • 「これを日本語に訳して」
  • 「段落をもっと分けて」
  • 「1文にまとめて」
  • 「数字を $10m の形にして」

公式が「スマホでの編集はつらい。文字を選ぶのも、カーソルを動かすのも、打ち直すのも大変だ」と書いたうえで用意した機能です。スマホは打つのがつらいから、直すのも声でやるという発想で、考え方としては素直だと思います。

Mac 版で育てた設定が、そのまま移る

公式ブログに「パソコン版ですでに設定していれば、プロフィール設定・辞書・カスタム指示・置き換えが自動で引き継がれる。iPhone 側で足したものもパソコンへ同期される」と書かれています。

日本語で音声入力を使うなら、固有名詞を覚えさせる辞書は要ります。それを端末ごとに作り直さなくていいのは、実務では地味に効きます。辞書がどれくらい効くのかという話は音声入力の精度を上げる5つの手に当社の測定を載せています。

言語は49、自動判別もある

公式が挙げている対応言語は49で、日本語も入っています。設定を「自動判別」にすると、話しながら言語が切り替わるとされています。

できないこと(6つ)

1. インターネットがないと使えません

公式のよくある質問に、こう書かれています。「はい、Aqua はクラウド型で、接続が必要です。クラウドで動かすのは、この速さと精度を出すための意図的な選択です」。

これは弱点というより設計の選択です。実際、公式は文字が出るまでの時間を「話し終えてから約450ミリ秒」(0.5秒弱)としていて、これはクラウドに送っている製品としてはかなり速い部類です。

ただし、スマホで使う以上、電波が切れる場所は必ずあります。地下鉄、飛行機、山、地下駐車場。移動中に思いついたことを話しておきたい、という使い方をする方は、ここを最初に確認しておいたほうがいいです。

当社製品ロカオンは、音声も文字も端末の外に送りません(ご購入後は、ライセンスの確認だけ1日1回・数十バイトの通信をします。音声や文字は送りません)。そのかわり Mac 専用で、iPhone 版はまだご提供できていません。つまり「iPhone でオフラインのまま音声入力したい」という要望には、2026年8月28日時点でどちらの製品も応えられていません。「ローカル」という言葉が製品ごとに何を指しているかは文字起こしをローカルでやる意味に整理しました。

2. iPad では使えません

App Store のアプリのページには「iPhoneのみ対応」と表示され、iPad 用の画面写真も登録されていません(2026年8月28日確認)。iPad で使いたい方は、いまのところ Mac 版を別の端末で使うか、他社製品を探すことになります。

3. パスワード欄・電話番号欄・拒否するアプリでは動きません

これは Aqua Voice の都合ではなく、iPhone のキーボード全体にかかる Apple の決まりです。パスワードを入れる欄では標準キーボードに強制的に切り替わりますし、銀行アプリなどは「他社製キーボードを使わせない」と決めることができます。文字の選択やコピー・貼り付けも、キーボード側からは触れません。

詳しくはiPhoneで音声入力が使えない場所がある理由に書きました。ここは、どの会社の音声入力キーボードでも同じです。

4. 「送信まで声でやる」機能はパソコン版だけです

公式が2026年7月に出した「Send It」——話し終わりに「send it」と言うとそのまま送信までしてくれる機能——は、公式の記載でmacOS と Windows、かつ Max プランと限定されています。iPhone 版には含まれていません。

5. 「選択した文章を直す」ができるかは、公式の中で書き方が食い違っています

読んだままを書きます。同じ公式の文書なのに、iPhone 版の編集機能の範囲が2か所で違いました。

どこに どう書いてあるか
公式ブログ(2026年4月8日) 編集モードは「直前の文字起こしまたは現在の選択範囲」を声で直せる
公式が公開している要約文書 iOS には「直前の文字起こしを直す」独自の編集モードがある。選択範囲を対象にするのはパソコン版のほう

どちらが現在の仕様なのかは、当社には判断できません。「選んだ文章を声で直したい」が決め手になる方は、無料枠のうちに実機で試して確かめてください。

6. 無料で使えるのは1,000語まで(端末ごとではありません)

公式の記載は「すべてのアカウントが1,000語の無料枠から始まる」です。端末ごとに1,000語ではないので、Mac で使い切っていれば iPhone に入れても残っていません。無料枠の詳しい中身はAqua Voiceの無料枠はどこまで使える?にまとめています。

ここが本題です。iPhone のアプリの中で契約すると高くつきます

この記事でいちばんお伝えしたいのはここです。同じプランなのに、どこで契約するかで金額が変わります。

App Store のアプリ内課金(2026年8月28日・日本のApp Storeの表示)

表示名 金額
Aqua Voice Pro 2,000円
Aqua Voice Pro (Annual) 20,000円
Aqua Voice Max 6,000円
Aqua Voice Max (Annual) 60,000円

公式サイトの料金(同日)

プラン 年払い 月払い
Starter 無料(1,000語)
Pro 月8ドル=年96ドル(約15,300円) 月10ドル(約1,594円)
Max 月24ドル=年288ドル(約45,900円) 月30ドル(約4,781円)
Team 1人あたり月12ドル(年払い)/月15ドル

円換算は1ドル=159.35円で計算しました(根拠は日本銀行が公表した2026年8月27日の相場・17時時点の159.35〜159.36円)。為替が動けば金額も動きます。

なお、公式が公開している要約文書は「iOS 単体は App Store 経由で年119ドル」とも書いています。119ドルは約18,963円ですから、日本の App Store の20,000円とほぼ同じ水準です。つまりアプリ内の金額は、円でもドルでも同じところを指しています。

並べると、こうなります

アプリ内で契約 公式サイトで契約 差
Pro・年払い 20,000円 96ドル=約15,300円 約4,700円/年
Max・年払い 60,000円 288ドル=約45,900円 約14,100円/年

公式自身も、この差を隠していません。同じ要約文書には「iOS 単体は App Store 経由で年119ドル。ただし、複数の機器にまたがる Pro の契約があれば、それで iOS もまかなえる」と書かれています。サイトの96ドルとアプリ内の119ドルという差を、公式が自分で並べて書いていることになります。

もっとも、これは単純な引き算では比べられません。App Store の日本の価格は消費税込みで、金額も Apple があらかじめ用意した中から選ぶ仕組みです。いっぽう公式サイトのドル建ては、カード会社の為替手数料が別に乗ります。それでも、差が出ること自体は公式の記載からも読み取れます。

実際にどうすればよいか

  • すでに Mac や Windows で Pro を契約している方は、iPhone で買い足す必要がありません。同じアカウントでログインすれば iPhone でも使えます
  • これから契約する方は、先に公式サイトで契約してから iPhone のアプリに入るほうが、多くの場合は安く済みます(税と為替手数料の扱いで、差はいくらか縮まります)
  • とはいえ、アプリ内課金には解約が iPhone の設定画面で完結するという分かりやすさがあります。手間と金額のどちらを取るかです

料金の全体像・割引・学生割引は、Aqua Voiceの料金は結局いくら?にまとめています(学生の方は70%引きになるので、金額の話は先にそちらを読んでください)。

当社が iPhone 版を作っていて分かったこと

ここからは、公式の記載ではなく当社が自分の実機で測った話です。他社製品の中身を調べたものではありません。

iPhone のキーボードの中では、そもそも録音ができません

Apple の開発者向けドキュメントに「カスタムキーボードは端末のマイクにアクセスできない。したがって音声入力はできない」と明記されています。ただし、この資料は2017年に更新されたまま保存されているものです。そこで当社は、2026年8月に自分の実機で確かめました。録音を始める方法を9通り試して、すべて失敗しました。2026年の iPhone でも、記載どおりでした。

ですから、iPhone の音声入力キーボードは、どの会社のものであっても、録音そのものはキーボードの外(本体アプリ側)が担っているはずです。Aqua Voice がどういう作りなのかは公開されていないので断定はしません。ただ、制約はすべての製品に等しくかかります。「最初の1回だけアプリが開く」という挙動を見たとしても、それは不具合ではありません。理由はiPhoneの音声入力アプリで「一瞬アプリが開く」のはなぜかに書きました。

正直に書きます。「自動で元のアプリに戻る」は、Aqua Voice のほうが進んでいます

音声入力キーボードで話し終わったあと、元のアプリに自動で戻れるかは、使い心地を大きく左右します。

当社は10通り以上のやり方を実機で試しましたが、公開されている方法では実現できませんでした。Apple 自身も、開発者向けの掲示板で「公開されていて App Store でも安全な API はありますか」という質問に「ありません」と答えています(Apple の技術担当者の回答)。当社製品の iPhone 版は、現時点では自動で戻る動きを実装できていません。

いっぽう、当社代表の iPhone(iOS 26.6)で Aqua Voice を使うと、実際に自動で元のアプリへ戻りました。つまり、当社が見つけられていない道が残っているということです。ここは当社が負けている点で、隠しても意味がないので書いておきます。

読んでいただいている方にとって実務的に意味があるのは、次の1点だけです。「戻る操作が要るかどうか」は製品によって違うので、無料で試せるうちに、ご自分がいちばん使うアプリで往復してみてください。メールとチャットでは体感がまるで違います。

音声はどこへ行くのか

クラウドに送る製品を選ぶときは、ここを読んでから決めたほうがいいです。公式の記載を並べます。

  • リアルタイム表示のモードを選んだ場合にかぎり、音声が第三者の音声認識サービスへ流れる(公式はこのページで事業者名を挙げておらず、委託先の一覧は同社のトラストセンターにあるとしています)
  • 音声はクラウドで処理される。販売されることはなく、広告目的で共有されることもない
  • プライバシーモードは既定で「オフ」。オフのあいだは、文字起こしの結果が製品改善のためにサーバーに保存されることがある
  • オンにすると保存されない。ただし時刻・端末の種類・性能の記録といった付随情報は集められることがある
  • 画面を読んで精度を上げる「ディープコンテキスト」は別の設定で、既定はオフ
  • SOC 2 タイプ II(2026年3月25日完了)と ISO/IEC 27001:2022(2026年7月14日公表)の認証を取得している

認証を2つ取っているのは、この規模の製品としては丁寧なほうです。そのうえで、外に出せない情報を扱う仕事——士業・医療・自治体など——では、「既定がオフ」という点を運用でどう担保するかが論点になります。会社で配るなら、Team プラン以上でプライバシーモードを組織全体に強制できる、という記載があります。

当社製品ロカオンは、そもそもクラウドへ送る設定を持っていません。選べないぶん確認が要らない、という考え方です。裏を返せば柔軟さでは劣りますし、iPhone ではまだご提供できていません。どちらが良いかではなく、何を優先するかの違いです。

上位20件を数えて分かったこと

この記事を書く前に、「aquavoice スマホ」で出てくる上位20件を当社で数えました(2026年8月28日取得)。

種類 件数
レビュー・使ってみた体験記 7
公式(サイト・App Store・SNS) 4
動画 2
比較メディア・競合による記事 2
自分で似たものを作る話 2
iPhone 版の前後に書かれた短い反応 2
iPhone 版リリースの紹介 1

気づいたことが3つあります。

  • iPad か Android に触れる見出しを持つページは2件だけでした。「スマホで使えますか」と調べた方がいちばん先に知りたいはずの、対応端末の話です
  • iPhone 版が出る前に書かれた記事が、今も上位に残っています。読む前に、その記事の日付を必ず見てください
  • 料金に触れた見出しを持つページは12件ありました。ただし、App Store のアプリ内課金の金額(2,000円・20,000円)を見出しに出したページはありませんでした。「どこで契約すると安いか」は、まだあまり書かれていません

検索結果は時点・地域・利用者ごとに変わりますので、この集計もその日の断面です。

どちらが向いているか

Aqua Voice の iPhone 版が向いている方

  • 移動中に ChatGPT や Claude へ長い指示を出すことが多い(公式もこの用途を前面に出しています)
  • すでに Mac や Windows で Aqua Voice を使っていて、辞書を育てている
  • 電波のある場所で使うことがほとんど
  • 話したあと声で直したい
  • Windows でも使いたい(当社製品には Windows 版がありません)

当社製品ロカオンのような作りが向いている方

  • 音声も文字も端末の外に出したくない(外に出せない情報を扱う仕事)
  • 電波の届かない場所でも使いたい
  • アプリの画面・設定・説明がすべて日本語であってほしい
  • 日本の会社に日本語で問い合わせたい

ただし当社製品を選べない方も、はっきり書いておきます。iPhone で使いたい方、Windows をお使いの方、macOS 25 以前の Mac をお使いの方は、2026年8月28日時点で当社製品は選択肢に入りません。iPhone で今日から使いたいのであれば、Aqua Voice のほうが先を行っています。製品の選び方そのものは音声入力アプリの選び方に、iPhone の標準機能でどこまでいけるかはiPhoneの音声入力を仕事で使うにまとめました。

よくある質問

Android で使えますか

使えません。公式が案内しているのは Mac・Windows・iOS の3つです。当社製品にも Android 版はありません。

iPad で使えますか

App Store のアプリのページは「iPhoneのみ対応」と表示しています(2026年8月28日確認)。

オフラインで使えますか

使えません。公式のよくある質問に「クラウド型で、接続が必要」と明記されています。

選択した文章を、あとから声で直せますか

公式の記載が2か所で食い違っています。公式ブログは「直前の文字起こし、または現在の選択範囲」と書き、公式が公開している要約文書は「iPhone 版は直前の文字起こしが対象で、選択範囲を直せるのはパソコン版」と書いています。ここが決め手になる方は、無料枠のうちに実機でお確かめください。

解約はどこでしますか

契約した場所で変わります。iPhone のアプリの中で契約した場合は iPhone の設定にある「サブスクリプション」から、公式サイトで契約した場合は Aqua Voice のアカウント画面から手続きすることになります。安さだけでなく、この手間の違いも見て決めてください。

Mac 版を契約していれば、iPhone でも使えますか

公式の記載では、複数の機器にまたがる Pro の契約があれば iOS もまかなえるとされています。iPhone のアプリの中で買い足す必要はありません。

iPhone のアプリの中で契約するのと、公式サイトで契約するのと、どちらが安いですか

公式サイトのほうが安いです。Pro の年払いで、アプリ内が20,000円、公式サイトが96ドル(約15,300円)です。ただし税と為替手数料の扱いが違うため、単純な引き算にはなりません。

日本語の精度はどうですか

当社は Aqua Voice の iPhone 版を購入して測っていないので、断定できません。公式は自社の測定として英語での数値を挙げており、日本語を含む49言語に対応するとしています。日本語の固有名詞の出方は、声と語彙で大きく変わります。無料枠のうちに、ご自分の仕事で出てくる言葉を喋ってみてください。

使い方をもっと詳しく知りたいです

Mac 版の設定・ショートカット・つまずきどころはAqua Voiceの使い方を最短でにまとめています。他社製品との比較はsuperwhisperの料金と日本語対応もあわせてどうぞ。

出典と確認日

この記事の記載は、すべて2026年8月28日に当社が確認したものです。料金・機能・対応環境は変わります。お申し込みの前に、必ず公式の最新の記載をご確認ください。

  • iPhone 版の対応OS・初回公開日・「iPhoneのみ対応」の表示・アプリ内課金の金額(2,000円/20,000円/6,000円/60,000円)……日本の App Store のアプリのページ(2026年8月28日確認)
  • iPhone 版の発表・声で編集する機能の例文・パソコン版との設定同期……公式ブログ「Aqua Voice for iOS」(2026年4月8日)
  • 料金プラン(8ドル/10ドル/24ドル/30ドル・年96ドル/年288ドル)・学生割引……公式の料金ページ
  • 「クラウド型で接続が必要」「アカウントあたり1,000語」「49言語」……公式のよくある質問
  • 「iOS 単体は年119ドル、ただしクロスプラットフォームの Pro 契約で iOS もまかなえる」「Send It は macOS と Windows」「iOS の編集モードは直前の文字起こしが対象」「Wispr Flow のほうが言語が多く Android がある」「プライバシーモードは既定でオフ」「SOC 2・ISO 27001」……公式が公開している要約文書(llms.txt)
  • キーボードがマイクを使えないこと、パスワード欄で標準キーボードに切り替わること、アプリ側が他社製キーボードを拒否できること、文字の選択ができないこと……Apple の App Extension Programming Guide「Custom Keyboard」(2026年8月28日確認。2017年更新の保存版の資料です)
  • 「公開されていて App Store でも安全な API はありますか」への Apple の技術担当者の回答……Apple の開発者向け掲示板(2026年8月28日確認)
  • 当社の実測(キーボード内の録音が9通りとも失敗すること、自動で元のアプリへ戻す方法が10通り以上で成立しなかったこと、Aqua Voice が iOS 26.6 の実機で自動的に戻ったこと)……合同会社ヒバナが2026年8月に実施。当社の iPhone 版の開発中に確認したものです。他社製品の内部の作りを調べたものではありません
  • 円換算のレート……日本銀行が公表した2026年8月27日の相場(17時時点で159.35〜159.36円)にもとづき1ドル=159.35円で計算
  • 上位20件の集計(レビュー7件・公式4件・動画2件・比較2件・自作2件・短い反応2件・リリース紹介1件、料金の見出しを持つもの12件、アプリ内課金の金額を見出しに出したもの0件、iPad か Android に触れる見出しを持つもの2件、11位が2025年6月8日公開の記事)……2026年8月28日に「aquavoice スマホ」で取得した検索結果の上位20件を当社が集計。検索結果は時点・地域・利用者ごとに変わります
  • 当社製品の料金・動作条件・無料版……ロカオン公式ページ(2026年9月27日時点)

この記事を書いているのは合同会社ヒバナです。Mac 向けの音声入力アプリロカオンを開発しています(Windows 版はありません。iPhone 版は開発中です)。Aqua Voice とは競合する立場にあるため、当社が実機で確かめていないことは断定せず、公式の記載として書いています。事実の誤りを見つけられた場合は、お問い合わせフォームからご指摘いただけると助かります。なお、Aqua Voice・Wispr Flow・superwhisper は各社の商標です。

神林瑛治の似顔絵

この記事を書いた人

神林 瑛治 かんばやし えいじ

合同会社ヒバナ 代表/ローカルで完結する音声入力アプリ「ロカオン」開発者

自分で音声入力アプリを開発しながら、このラボで各社の製品を同じ物差しで実測しています。ふだんの業務も毎日音声入力で回しています。

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